
A1
明日を願った僕の祈り
その可笑しさに名を付けよう
塞ぐみたいな闇の後で
溶かす温度に名を付けよう
A2
透明な春 遠い場所で
名前も捨てた君を見たの
「残る足跡 心も全て
忘れないよ(う)に言葉にさせて」
そんなことも言えたら
S
言葉だけ溢れたこの世界で
何も持たず彷徨った
君に似合う言葉を探しては
どれだけ捨ててきたろう
A3
入り組んだ道 辿りながら
知らない場所に声を探す
遊ぶ雲のように浮かべては
傍らの碑(ひ)に君を綴る
B
このまま 僕の手で君の思い出を
世界に彫り刻みながら歩いていくのさ
掠れていく前に
S'
きっと名前が(あ)るから 君を知って
名前がないから 見えないんだろうな
SS
君の形を確かめたいから 僕が名前をつけたい
君が生きた道を飾るために
これからまた旅に出るよ
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