茜色に染まる 砂利に軋んだ 帰り道に
揺らめきながら 伸びていく影法師
無邪気な頃が蘇って

照れ隠し ほどいた手の
温もりはいまでも残ってる
紡ぎあっていたはずの
時間だけがいま 遠く映る

強がり 言い聞かせても
幼い日の憧れ

何度 季節過ぎたのなら
思い出へと変わるのだろう
ちぎれた雲を 追いかけて
君の名前を 繰り返す

草の匂いむせる 跨線橋を見上げながら
ふたりだけの心地いい秘密基地 
いくつの内緒 話したかな

いまもそのままの
青いベンチ 破れた傘
置き去りの記憶 呼び覚ますように
瞳閉じた

もう一度 戻れたのなら

明日を描いた地図
私だけを残したままで
伝えられない 言葉だけが
秋露のように散らばった

背中向けた淡色の向こう
小さな肩 消えていく
やわらかい風が 頬を触れたなら
あどけない笑顔 離れない

あと何度 季節を 過ぎたのなら
変わるのだろう 思い出に
暮れなずむ空へと叫んだ 君の名を

ありがとう 眩しかった
優しかった 愛おしかった
かきむしる胸 痛むたびに
君の名前を 繰り返す
君の名前を 繰り返す

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

秋、君想う【曲:カナ】

作詞:北森耕太郎
作曲・編曲:カナ

閲覧数:416

投稿日:2023/12/27 23:27:06

文字数:479文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 歌詞設定作品1

  • カナ

    カナ

    使わせてもらいました

    素敵な歌詞をありがとうございました。
    曲の雰囲気とピッタリ合い、口ずさんでいてとても心地良かったです。
    秋の感傷的な気持ちに寄り添えるような素敵な歌詞だと思いました!
    https://piapro.jp/t/eXuBの曲に使用させていただきます。

    2021/10/16 20:56:44

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