ばーか、それは希望じゃねえよ
祈りは前向きな絶望だから
「お前が気にくわねぇ」
とはっきり言ってくれればいいさ
眠気まなこで麦茶を作ってる
クマもどんどん重なってって
憂鬱が暗く、夏を歪めてる
ただただ暑い、苦しく、染めてる
汗ばんで、見上げた空は水色だった
夏が来たよ、そして過ぎ去るよ
今日もうまく息ができないし
正しくも思えない
氷菓子を思いっきり齧り
「頭キーンとした」なんてさ
笑いあったあの子はどこで
何をしているんだろうね
疲れた顔で働くあんたに
どうやら親になってたあいつに
僕を縛る呪いも痛みも、時期に和らいでしまうんだろう
汗ばんで、見上げた空は水色だった
夏が来たよ、そして過ぎ去るよ
でも今はこの一瞬は
夏にかまけていたい
夏だからさ
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25才と夏休み
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