遊郭都市オウラン

＜歌詞＞


重ねた夢なら星の数あれど
覚めてしまえばどうでもいいもの

頬を伝うのは白い涙か
舐めてみたならわかるでしょうか

声と声とを混ぜては這わせて
愛と哀とで満たし満たされて

晒した全てを恥じらうことさえ
やがては忘れてしまうのだろう

気紛れで捕らえられた籠の鳥だというなら
今夜は貴方のためだけに鳴いてあげる

見かけは美しい花々の様でも
月明かりだけで生きていけるの
咲いて魅せて揺れて褪せて散ってゆく時
貴方がいない、ただそれだけなの


こころを乱すのは誰の背中か
これは知ってはいけなかったもの
想いを殺して口付けた痕も
やがては形を無くすのだろう

戯れでも装って言ってみたなら、なんて
「今夜は私の為だけに愛をくれる？」

たとえば儚い蛍の様でも
汚れた水だけで生きていけるの
焼けた羽根に気付き零れ落ちてゆく時
還る空がない、ただそれだけなの


見かけは美しい花々の様でも
月明かりだけで生きていけるの
咲いて魅せて揺れて褪せて散ってゆく時
貴方がいない、

貴方が、いない。

たとえば儚い蛍の様でも
汚れた水だけで生きていけるの
焼けた羽根に気付き零れ落ちてゆく時
還る空がない、ただそれだけなの