ここには僕らしかいないみたいだねと
冷たい雨に打たれて

消えた日は届かない思い出に変わり
隠す視界を求める

いつか僕らも出会うのかな
過去に触れた傷に別れを告げる日が
近くにあることを　祈って

痛みを携えては　零した涙が今
泡沫に揺れてるよ　まっさらな波に

つまらない世界の果て
あの雲が今ではもう鮮やかに映っているから

時の流れが癒してくれるだなんて
なんて都合のいい未来

偽物を美しいと笑った君のこと
今ならわかる気がするよ
ありふれた形の中でただ

走り続けた昨日真っ直ぐに振り返る
強さがほしいと言って握り締めた手を

誤魔化しだらけの世界
ただ生きるだけなのにね
どうしても離せずにいるんだ

そんな自分を嘲笑う自分を許せずに
後悔のない日々を　追ってみるけど

流されて生きることを　悔やんでそれ自体が
意味のないものだと気付いたよ

ライセンス

Deception World

ユイハネ

ちぃぷさんの曲
http://piapro.jp/content/vcw7mmtwrtqbqjt9
に歌詞を応募させていただきました。

クールなメロディの中にもどこかメッセージ性を感じる曲です。

タイトルの「Deception World」は「誤魔化された世界」という意味で
偽りだらけの世界に生きる、ということをテーマにして作詞してみました。

多少情感を重視しておりますので、聴いた方それぞれにいろいろな
イメージを持っていただけたら、と思います。

メッセージ性を持たせつつ無機質な感じを出せたのではないかな、と
個人的には気に入っているのですが、どうでしょうか。

ちなみに泡沫は「うたかた」、携えては「たずさえて」
嘲笑うは「あざわらう」です。