ピンクのお部屋に　差し込む光を
わずかに彩る　イチゴとレモン
後で食べましょうと　きれいに切り分けて
しまい込んだまま　朝が来た

かすかな口笛　つたない足踏みで
いつかのリズムを　思い出したなら
二人で出かけよ　いつかのあの場所へ
思い出に色を　つけるために

張り詰めた空気も　この部屋にもどれば
不思議とどうでもよくなる
また他愛もないで笑おうか

今は発展途上の　小さな愛だけど
いつか必ず　咲かせましょう
心らんらん弾み出す　美しい日々だ
明日の空も　晴れるだろう


ピンクのお部屋の　隅っこに散らばった
同じお色の　ボビンとボタン
ぴかぴかシンクに　つくりかけのエプロン
代わりに焼いた　甘いりんごパイ

煤けたグリルは　愛情の証さ
冷えたお豆腐も　添えてあげましょう
足りないスパイス　一つまみ振りかけて
美味しくなったら　召しあがれ

くだらない寂しさも　この部屋にもどれば
不思議なぬくもりがそばに
いてくれる気がするんだ

今はすべてもどかしい　小さな愛だけど
いつか今日も　アルバムになる
心らんらん弾み出す　夢みたいな日々
明日の空も　晴れるだろう


ピンクの部屋の中　染みついたにおいを
最後まで味わい　つくしたら
二人で出かけよう　遠い街へ行こう
こもり続けるのも　ここまでだ

今は発展途上の　小さな愛だけど
いつか必ず　咲かせましょう
心らんらん弾み出す　美しい日々だ
明日の空も　晴れるだろう

明日の空も　晴れるだろう