けだるく白い真昼
無くした影を探す
顔のない迷子はどこへ行ったの？
淀む時の怠惰に気も狂いそう

私を突き動かして　もっと強く
目覚めよと鳴り響く　貴方の歌声で


渇いた夜の底で
安らぎ求め喘ぐ
聞こえない　あの日の歌をなぞって
止まぬ街の狂騒　裂けよとばかり

堕ちゆく貴方のため光を呼ぶわ
目覚めよと鳴り響く　私の歌声で


消えない幻肢の痛み
絡みつく指先
夜明けの凍える炎に
灰となり蘇れと


歌声は鳴り響き　心を揺らす
目覚めよと高らかに重なる旋律が
私を導き貴方に届くまで　永久に奏でて



（以下、読み仮名）

けだるくしろいまひる
なくしたかげをさがす
かおのないまいごはどこへいったの　よどむ
ときのたいだにきもくるいそう

わたしをつきうごかして　もっとつよく
めざめよとなりひびく　あなたのうたごえで

かわいたよるのそこで
やすらぎもとめあえぐ
きこえないあのひのうたをなぞって　やまぬ
まちのきょうそう　さけよとばかり
おちゆくあなたのため　ひかりをよぶわ
めざめよとなりひびく　わたしのうたごえで

きえない　げんしのいたみ
からみつくゆびさき
よあけの　こごえるひに
はいとなりよみがえれと

うたごえはなりひびき　こころをゆらす
めざめよとたからかに　かさなるせんりつが
わたしをみちびき　あなたにとどくまで
とわに　かなでて