愛の死刑地
冷たい刃先が静脈と隣り合わせで
夢の中と現実の狭間が揺れ揺れる
線よりも細い糸のような針のような
絹のような一次元を繋いだ 手と手と
さりげないね 君は
お上手だね 僕の心を踊らせるのがさ
だいたい何でもかんでも僕のせいにしてさ
そのくせ曲がったことが大嫌苛々なんて
笑わせないでよ 笑いすぎて ほら僕は死んだ
君は死刑だ 君は死刑だ 君が死刑だ
「カクカクシカジカの末、僕は君のことを嫌いになってしまったよ。でも愛しているよ?」
「それはそれはとても奇遇ね、とても不思議ね。私もあなたのことが嫌いだけど好きよ?」
タバコを吸う君に性的な興奮を覚えた夜の話
大体のことが何とかなる歳は過ぎてる
あまりに重たい責任ばかりを背負う毎日
腐りかけの自分の皮と肉を齧っては
「僕のせいだろ」「どうせそうだろ」黙れよクズが
悪役を買うのが得意なのは
それが一番丸く収まるから
だいたい何でもかんでも人のせいにしてさ
そのくせ自分が責められることを何より嫌う
そんな君が言う「愛している」にも溺れる僕さ
君は死刑だ 君は死刑か? 誰が死刑だ
大体こんな不可思議な世界が馬鹿げてる
僕らは知らない 黴毒もらってケラケラ笑う
笑わせないでよ 笑いすぎて ほら僕は死ぬんだ
君は死刑だ 君が死刑だ
僕も死刑だ みんな死刑だ
終わる頃には無邪気な声で
せーので笑おっか
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