終末ロケット
マジカルミライ2019 応募曲です。
未来も夢も超越してただ笑っている人たちの歌。
終末ロケット
作詞作曲編曲:カンパニュラ
歌:初音ミク
堪え切れないほどの思いを全部背負って立ってた 二人きり
辛い 痛いを抱えて尚 終末を過ごしている
かつてないほど途絶えない貴女への想いがいつまでも残っている そっと手を握り
ここに止まる手筈を整え始めている
ロケットは遥か上空 僕らを置いて行った 「あっけない」
暗い夜霧を背にして僕らは佇んでいる 藍も見えず
もうすぐ世界が終わるが 僕らはずっとこのまま行ったり来たり
見えにくい幸せが更に見え辛くなっていく
誰かが言っている
「存在理由とその先の夢のこと」
言ったままどこにも居ないよ
おそらく上空だな
知っている このままではそもそも存在が消える
知っても尚 行かないで
二人 このままだ
沈む日に
愛を見失っても 再会を望んでいる
言葉に出来ないこと きっとここにある
最悪の事態だ それでも僕らはずっと笑っている
この街に消えて行く 未来が見えない
彼らは知っていた この街に消えることがいかに馬鹿らしいか
知っている そんなことくらい痛いくらい分かっている
それでも尚 僕らは残った
貴女の方を見ている
貴女は笑い 手を取った
「もうすぐだから」
静かなる
最後の一瞬に 愛を伝えようとして
貴女と抱き合っている僕がそこにいる
藍も消え失せる 終末に二人でキスをして
爆ぜる街を背にして 最後の時を待つ
愛ある終末の日 咲いた夢の向こう側
終わりが迫り白んで行く 貴女と僕の
未来も夢も超越して 僕らはずっと笑い続けている
視界が白過ぎて この街が見えない
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