アジサイの並ぶ木漏れ日の中を ぼくは ひとり 歩いている
ぬかるんだ土に転がった蕾が 僕を見つめてまだ消えない

問一つも投げずに過ぎ去った夏が 
今もずっと心の入り口につかえてる
金にもならない憧憬に溺れて 目を逸らすように空を見あげた

夢を見た 遠い夜の空 鳥になった僕は 星を啄む 
頭上の星座 君の光が かすかにかすかに、光って消えない


泣き初めを過ぎた淡い花束 僕は独り 青を見ている
仮初の春を越せずに花は ただただ酷く綺麗だ

さよなら一つも言えなかったくせに 
言い訳ばかりまた口を出ないでよ 
夕暮れ、凪いだ空、君を見つける 僕はひとり 夜を待つ


あの花が枯れる 枯れる 夏が来る オリオンが沈む
遠い空暮れる 暮れる 掴めそうで 高く 高く感じた


夢を見た 遠い空の下 夜になった僕は 君を探してる 
星になった君の光が確かに確かに 笑った気がした

夢を見た 夢の中 君と僕は 二人花を育てる 
遠く遠く ずっと高く 君の 君の 色は消えない
君は 君は まだ消えない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

飛行 歌詞

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投稿日:2025/03/30 19:18:54

文字数:452文字

カテゴリ:歌詞

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