例えば僕が君をずっと蝕むように
何気ない毒は気付けば回りだすの
傾げた脳で考えたって意味など無いし
ひとりじゃもういられないでしょう?


「どうして?」
泣き腫らすように
「どうして掻き回すの?」

「なんで?」
すれ違うように叫ぶ
「ぼくよりきみがいい」だなんてさ


期待さえもし得ない
怒りに似た祈りが響く
きみを見つけて

これじゃまだ届かない
生き急ぐ「君に」へと

どうかどうかどうか
今はこのまま
もう少し過ごせますように

飼い慣らした答えが
行き場を無くして藻掻いている


仕方ない、なんて言ったって
今更僕じゃ君になれなくて
浮かぶ最悪の道
唸り咽ぶ真夜中の5時

気付いていたんだ本当は
このままいなくなればいいのかな


泣いて泣いて泣いて
泣いて泣いて泣いて
ぼくを見つめる

「泣いてないで
泣いてないで
それで何になるの」


ふたりだけの世界
叶うなら君と僕
永遠に過ごせますように


未来さえ
光さえも見えない
ひとりになる屍 滲む
君を見つめて

「これはまだ物語」
受け入れない花束を

どうかどうかどうか
今はこのまま
ひとりになれますように

飼い慣らした答えに
導かれた火が焼き尽くして
「ひとつ」になるから


これからぼくがあなたを忘れぬように
暗い闇の底から導くように
誰も、もうぼくらの邪魔はできないように
明日には笑顔でまた火を焚べるの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

導火

閲覧数:33

投稿日:2024/03/01 19:57:18

文字数:602文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました