蛍光灯を消すように
すぐに目の前が真っ暗になる
少しずつ見えて慣れていく
一呼吸置けば浮かぶあの人
伝えたい言葉は
削れても磨きを増して輝くばかり
過ごした時間のひとつずつが
色あせることなく再現される
普通じゃない僕はただ
自信がなくて心閉ざし
自分が一番大切な、恋をしていた
もしも僕が僕じゃなかったら
あなたを抱きしめられたのかな
そんな未来もあったのかな
僕は僕じゃない何者にもなれないけど
通り過ぎていく人の
冷たい視線が刺さった胸に
あなたは優しく触れながら
なんでもないよって言ってくれた
頑張ったところで想いは
届かないと嘘に嘘を塗り重ねるほどに
本当の気持ちに、気付いていた
もしも僕が僕じゃなかったら
あなたを抱きしめられたのかなんて
あなたに何の関係があるんだ
僕はあなたに救われていたいつだって
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