二日後は大好きな君の誕生日、
渡せない小箱がここにあって。
たった一人のこの部屋の隅で
ただ自分をせめるのです。
半年前は大好きな君の記念日、
君は僕に好きといってくれたね
たった一人だった僕のとなりに
ただいてくれて幸せでした
毎日が楽しくて
時間が過ぎ去って
こんな日々が永遠に
とか...
甘くなかったか
白衣の男が僕に告げる
残酷な言葉たち。
横文字のカタカナが
一瞬、僕を凍らせた。
あの日からの僕は
いつも怯えてた
君にそれを見せて
不安にさせたね
それが嫌で
知られたくなくて
僕は悩んで悔やんで
君に別れを告げた
君は泣いていた
僕もないていた
そこから別々の道
半年後はやつれた僕の手術日
二日後は君の誕生日
たった一人の病室で
ただ君を今日も思う。
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