
【 逃 が し て 】
孤独の黒に 怖れを抱いても
逃げ場など 何処にも無くて
指の隙間 想いは零れてく
滔々と ただ徒に
ねぇこんなにも 証が欲しいのに
その呼吸も 熱の揺らぎも
どうして愛は 重なり合わない
時は直ぐ 花を散らせる
爪を咬む癖がついた
嫉妬の数だけ 傷が増え
心の悲鳴に 耳を塞ぐ
此 処 か ら 逃 が し て
昨日と違う わたしが居て
全てを 奪い去りたいと
願った時 愛は初めて
欲望に変わるの
あなたへの 慕情
ふしだらな 切情
此の世界から 逃がして
愛と狂気の狭間は
誰にも 決められないけど
我儘なのには 変わりない
わ た し を 許 し て
あなたをわたしの檻の中
鍵を掛けて繋げたら……
小指の先だけでもいいから
あなたの方から 触れて欲しい
馬鹿な夢だと 笑われても
それが真実なの
こみ上げる 熱情
止まらない 劣情
此の世界から
逃 が し て
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