【A】
淀んだ過去が色褪せないから
朝焼けがこんなに痛いんだ
君が笑ってまたねと言うから
朝が来るのが怖いんだ
汗ばんだその君の手首が
命の音を鳴らすんだ
いたいを隠し君が笑うから
僕もつられていたいんだ
【B】
嗚呼 僕に何が出来るかな
嗚呼 僕に何も出来ないかな
ただ君を 見つめるだけで
【サビ】
君の笑顔が何より好きだった
暖かい陽だまりのような
君の優しさに何度も救われた
全てを包む優しい心に
【A】
海を見る君が少しずつ溶けて
いつか消えてしまいそうで
星を見る君が少しずつ呑まれて
遠くに行ってしまいそうで
【B】
嗚呼 この手を伸ばしてみて
嗚呼 その手を掴んでみたら
また何か 変わったのかな
【サビ】
君の歩く姿が好きだった
しゃんと伸びた背筋と指先
君の座る姿も好きだった
前を見つめる凛とした目が
【C】
何も言わず 消えた君を想って
僕は今日もこの歌を歌う
いつか君に届いた時に
思い出してくれるように
独りで辛くないように
【サビ】
嗚呼
君が君ならそれでよかった
僕の隣にいてくれるなら
あの日のまたねを信じて僕は
今日も君を待っているよ
リナリアの咲く冬の海で
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