街を歩いていた
前に人が歩いていた
サラリーマンのおじさんで鞄を片手に歩いてた
当たり前のようにこの道をあるいてた
だからぼくは右に曲がった
人と同じ道を歩きたくない
あの人と僕は違う
この人と僕の人生は違う
向かう場所も夢も目的も
小さいころから思ってた
前の人と同じように道を歩いたら
その人と同じ人生を歩くことになるんじゃないかって
そんなことはないし
何万人と歩いているこの道でそんなこと気にするようなことじゃないけど
少し息苦しくなった
道に足跡が残っていたら
表面が見えなくなるほど足跡だらけだろう
いろんな靴跡があっていろんな方向に向いていて
みんなどこかに向かっている
歩幅も早さもばらばらだろう
人はいつ立ち止まるのだろうか
赤信号に出会ったとき
駅のホームで電車を待つとき
誰かを待つとき
だけど必ずまた歩き出す
立ち止まるのは難しい
立ち止まってるほうが楽なのに
もしもみんなが一斉に歩くのをやめたらどうなるんだろう
そしたら僕はみんなに向かってこう叫ぶ
この先おすすめの喫茶店があるんです一緒にお茶しませんか
僕は一人で歩き出す
後ろを振り向かず歩き続ける
時計の秒針が
心臓の鼓動が僕をせかす
この道に初めて足跡をつけるのは僕なのだ
だれも通らなかった道を
道でなかった道を
僕が歩いていく
振り返れば誰もいなかった
ただぼくの足跡があるだけだった
それだけで十分だった
喫茶店にはみんながいた
目的はだれにでもある
そこへどうやってむかうかなんだ
最終的にたどり着ければそれでいい
たどり着いた先には人がいる
歩いている道はひとりでも
たどり着いた先には
おいしいコーヒーとケーキがある
そういうもんなんだ
ゆっくりでいい
必ずたどりつく
そういうもんなんだ
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