変わらない毎日 床掃除を行う日々
悴んだ手足が 冷たく痛んだ
全て奪われた 宝物たち
自分に渡されたのは はしばみの木の枝
母の墓にそっと植える
やってきた小鳥からのプレゼント
それが 心の拠り所だった
ある日届いた お城からの招待状
ダンスパーティー 豪華な食事
でも 私はいけない 行ってはいけない
悔しい 悲しい
そんな思いが 心に積もった
だけど 諦めたくない
だから私は 道を切り開くの
素敵なドレス 素敵な靴
そして 完璧な笑顔
そう 自分に魔法をかけるの
着いた お城は煌びやか
でも私は 下を向かない
堂々とする だって何も恥ずかしくないのだから
すると現れた 王子様
あなたったら びっくりね
何度も 何度も 追いかけてくるのだから
あら? ストーカー? 笑っちゃうわね
でも 簡単に捕まってはあげない
するりと 逃げ切ってやる
なんて 思っていた
そんな日々も もう終わり
どこまでも 来るのね 参ったわ
あなたのものになってあげる
これでハッピーエンド? なんて言ってあげない
義姉(あの人)たちは 許してあげない
これから 罪を背負って 生きてちょうだいね
そう これは 私のための復讐劇なのだから
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