usagi
吹き荒れる夜空に霞んだ月に
浮かんだうさぎは赤く染めて
抱えてた闇さえも消せないままで跳ねる
明日は見えずとも
突き上げた腕 痛みさえ
風にさらされて 風にきずついても笑った
荒野に
絡みつく声さえも聞こえはしない
握りしめた欠片を掲げて胸をはれと
明日は果てるとも
光に怯え蹲り
にじむ涙さえ噛潰せないままの月夜に
吹き荒れる砂 心さえ
嘘にけがされた裏切りに満ちた闇でも
傷ついた腕ちぎれても
今は前をむけ 明日は立ち上がれ散るとも
ただ笑え
いつか遠くにみえたきみだけの未来は跳ねる
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