そっと視線を添えたまま今日も
本のぺーじをめくっていました

朝から厭きずにみつづけたけれど
いつまでも白紙だらけでした

なぜなぜどうしてえとせとら
ぎもんがあたまをかけめぐっています

なんかいもよみかえしてみた けれど
けっきょくなにもみえませんでした

ゆびでなぞって いきをふきかけて
ほほをちかづけて あたまをのせても

なんにもでてこないのです
みたいけれど みえないのです

文字で埋まらない不思議な世界
変わることのないおかしな空気
幾らくびをかしげても動かない世界
理解することも許されない記憶

連想ゲームのような感覚が
?(謎)の空間で繰り広げられています

可笑しくてクスリと笑いました
気がつけば窓のそとに月がいたのです

どうしてどうしておっかしいな
ぎもんがふっしょくされないままに

かんせいにおどらされている けれど
ちゃくりくちてんはみつからないのです

めをまんまるくして そっとささやいて
りょうてでたたいて じたばたしたって

なんにもあらわれないのです
のぞきたくても のぞけません

感情では成り立たない呆れた世界
ペンでなぞっても現れてこない描写
首(こうべ)を垂れても虚ろがないよな世界
思い起こせどキッカケ掴めぬ景色

文字で埋まらない不思議な世界
変わることのないおかしな空気
幾らくびをかしげても動かない世界
理解することも許されない記憶

だから、そう。見開いたページは…
ほらね、いまも なにひとつ書いてない

いつか、読める 時が来るのなら
じっと。明日も 見つめてみよう

何も 何も、記されていない
自分 だけ、しか触れない あの本を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

本の中身は空白と謎(仮)

閲覧数:74

投稿日:2011/09/27 02:15:09

文字数:702文字

カテゴリ:歌詞

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