hangman(オフボーカル)
「いまからお前に問題を出す」
そう言うのは嫌みな王様
「ある言葉を1つ隠した
これがなんだか当ててみろ」
5文字で全てが伏せてある
いわゆるこれはhangman
1文字ずつ開いていって
答えを当てるそういうヤツだ
「文字を開けるチャンスは
5回までで解答権は1度きりだ
お前のようなコソ泥が
大好きなモノが隠れてる」
「もし間違えたらこの答えの
モノをお前は失うだろう
正解すればお前は自由で
答えのモノもくれてやる」
突然過ぎてよくわからないけど
ただの王族のヒマ潰しだろう
見事当てればここから出られるが
間違えたら僕は哀れなhangman
でもこんなトコにずっといるのはごめんだ
伸るか反るかひとつ答えてみたんだ
こういうのはまず
よく使われてそうな母音から攻めていくんだ
「a」はなくて「e」が4文字目に入るらしい
「i」もなくて「o」で2文字目が開く
ここでふと気付いた!
もしかして最後の文字は…
どうやら思った通りだ!
開いたのは「o」と「e」と「y」
そしてソレはコソ泥の僕が
好きなモノなんだろう?
「答えはmoney!金だ!」
高らかに響き渡る王様の笑い声
目の前が一瞬で赤色になった
よくよく見るとこれは血飛沫のようだ
そして足元に転がる…
彼女の首…
どういうことだ?何が起こってしまった?
なんで僕の帰りを待つはずの彼女がそんな姿に…?
「残念だが不正解だ!
約束通り本当の答えのものを
お前はたった今失ったわけだ
わ か る か ?」
死にたい 死にたい 生きてく意味もない
よりによって金に目がくらんで
愛する人を失った
こんなことならホントにhangmanになるほうがましだ
それすらも許されずこの独房で
生き永らえなければいけないのか
せめて朝飯だけは変えてくれ!
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