六月の燕
018
四角い手紙が 今朝方届いた
ごめんと一言 それだけ書いてた
042
軒では燕が 巣作りしている
しあわせなのかと 妬ましくなるよ
058
ヒュルーリラ 街をすり抜け
ヒュルーリラ 葦の草原まで
急ぎ足で飛んでこ(う)
低く飛ぶ燕 雨を呼ぶ
まだ泣いちゃだめだよ
118
ざわりと葦の葉ゆらし
隠れてる小さな娘
風が呼ぶ雨雲
ほら頬に落ちる雫
ひとりぼっち膝を抱え南を夢見る
( 間 奏 )
200
返せぬ応えを 水面に託すわ
ふるえる唇 「愛してるのに」と
216
ヒュルーリラ 雨が呼んでる
ヒュルーリラ 低く燕は飛ぶ
どこに帰ればいいの
あなたのいない街のどこか
暖かくない場所
236
泥の巣から見つめてる
その目には哀れでしょ
動けない迷子の鳥
ひとりぼっちで泣くの
葦原にしゃがみ込んで雨を呼ぶ燕
( 間 奏 )
318
置いてけぼりのココロは
あなたに何を告げる
愛してる、けど寂しい
いまはただ泣かせて
ゆらりゆら水は揺れて雨が降りだした
* * *
018
しかくいてがみが けさがたとどいた
ごめんとひとこと それだけかいてた
042
のきではつばめが すづくりしている
しあわせなのかと うらやましくなるよ
058
ヒュルーリラ まちをすりぬけ
ヒュルーリラ あしのくさはらまで
いそぎあしでとんでこ(う)
ひくくとぶつばめ あめをよぶ
まだないちゃだめだよ
118
ざわりとあしのはゆらし
かくれてるちいさなこ
かぜがよぶあまぐも
ほらほほにおちるしずく
ひとりぼっち ひざをかかえ みなみをゆめみる
( 間 奏 )
200
かえせぬこたえを みなもにたくすわ
ふるえるくちびる あいしてるのにと
216
ヒュルーリラ あめがよんでる
ヒュルーリラ ひくくつばめはとぶ
どこにかえればいいの
あなたのいないまちのどこか
あたたかくないばしょ
236
どろのすからみつめてる
そのめにはあわれでしょ
うごけないまいごのとり
ひとりぼっちでなくの
あしはらに しゃがみ込んで あめをよぶつばめ
( 間 奏 )
318
おいてけぼりのココロは
あなたになにをつげる
あいしてる、けどさびしい
いまはただなかせて
ゆらりゆら みずはゆれて あめがふりだした
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