ひび割れてゆく光が破片を撒き散らしながら
流れる街の時間は ただ緩やかに

朽ち果ててゆく 崩れ堕ちてゆく
私に背を向けて
風の匂いが降り注ぐような
夏の午後です

木洩れ陽の隙間から聞こえてきた遠くの蝉時雨が
映画の場面を切り取ってみたようで
涙など乾きます

今はサニーサイドのテラスに座り
想い出を捨てる時
やがてこの眺めが色を変えても
あなたはいない

低気圧が近いのかな?
耳鳴りが響いています
紅茶を一口飲んでも
空は蒼くて

季節のはざまに雨が降り道を濡らせば
街の樹々の彩りをラジオが伝える

明日もサニーサイドのテラスを訪ね
ゆく夏を見届けよう
いつかこの景色を忘れた頃に
巡り逢いたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

サニーサイドテラス

閲覧数:133

投稿日:2020/07/16 18:33:59

文字数:302文字

カテゴリ:歌詞

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