【重音テト】紅き少女と誓いの剣

西洋風？物語音楽？をテト嬢に歌っていただきました。
内容はちょっと鬱な感じなので苦手な方はご注意をお願いします！
動画のほうには補足（蛇足？）なイラストもつけておりますので
よろしければ見ていただけますと幸いです。
※カラオケは関連データ内に※


【歌詞】

その国の王女は聡明で
国を継ぐ勉学に励んでいた
王女の隣に紅き少女
幼い頃からの守人

陸続きの国は陰謀の渦中
均衡が崩れ去る時は近い

「どんな平和も限りあるものね」
王女は目を伏せ嘆く　「だけど私は」
決裂する交渉　奪い合う人の性を知れど
その命は国を背負う

いつか運命の日が来る
少女は王女の細い背を抱いた


隣国の襲撃　街は燃え
王の心臓を貫く矢の雨
王女は乱れた心抑え
唇を噛み締めて告げる

「私が死んだら、国が消える、だから……」
紅き少女は笑う　「お任せを」

かつて捧げた誓いを心に立てて
「一刻でも長く時間を稼ぎます」
地下水路に逃げ込む王女を見送り
少女は最後の仕事に向かう

傷ついて倒れようと
決して折れぬ誇りを　剣に換えて


身を潜めた王女はやがて
数千の兵を率い　国を奪還する
血に塗れた城　その王座のそばに
剣で引かれた痕が　かすかに輝く

王女の指が　なぞる文字
『おかえりなさい　信じていました』