中身が砕け散る様な痛み
耳から抜けた 大事な言葉
目から涙となって流れた 大切な景色
その感情はどうしても伝えられない
手を合わせ 目を合わせ 口を合わせても
その夜を越えて
もう伝わることなどない
ベッドに横たえて
もういない家族を想う
あの土の中で横たえた
燃える様な心臓は

どのような姿で

土に灯を灯しているのだろうか
悲鳴が聞こえる
泣き声が聞こえる
悲願が 無念が 幸せが
全て聞き取ることのできない声で
語りかけてくるようで

悔やんだ

宛てもなく

ただただ そのうち 世界の向かう先へ

また会うことを

その未来で いつか

貴方の知る 私の知らない
何かが
誰かが
命の運命を知りえる その者に

意識が虚ろに波の中を駆け足で飛んでゆく
音もないまま
全てのこの世界の現実を吸い込んで
心臓を横たえた

まだ 生きていた
そういわれた

生きたままのその絵を
批評されてから

私はいきていた
そう批評された
生きていてもいいのかと何度も尋ねて
断って
それでも生きていたくて
生きる意味なんてなかった
意味なんかもういらなかった
時間を惜しむ時間ももうなくて
無駄だと知って

雪の中で
いつか大きく丸く赤く熟すであろう
その小さな木に全てを託した

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

corruption

閲覧数:74

投稿日:2010/09/04 00:48:22

文字数:540文字

カテゴリ:歌詞

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