湖上の館は 月影満ちる頃
素性を隠した 仮面の宴

齢も十六を数えば 誰も
そう 青い薔薇を交して
もう 過去も運命も忘れて
刹那の色に染るだろう

仮初など 知って尚 胸のロザリオ
嗚呼 臨む愛を ずっと抱締めて
永遠へと どうぞ

慕情の雫は 涙と混る程
無情も密かな 仮面に沁みて

誰かの浮かれた靴音に乗せて
そう 甘く輪舞曲絡まる
もう 罪と目交う儘の身を
水面の月も嗤うだろう

慰めごと 繰って往く 夢のシナリオ
嗚呼 望む愛を いっそ引換えて
永遠へと きっと…

此の灯の仄暗さに咲く
そう 白く歪な華よ
もう 嘘の蝶結び解けば
刹那の夜も明けるけど

仮初だと 知って尚 胸のロザリオ
嗚呼 臨む愛も そっと朽ち果てて
永遠など もう

慰めごと 喰って逝く 醒めたシナリオ
嗚呼 望む愛を ずっと潜めてた
仮面を 剥ごう


***譜割り***

こじょおのやかたわ つきかげみちるころ
すじょおをかくした かめんのうたげ

よわいもじゅうろくをかぞえば だれも
(そう) あおいばらをかわして
(もう) かこもうんめいもわすれて
せつなのいろにそまるだ(ろう)

かりそめなど (しっ)てなお むねのロザリオ
ああ のぞむあいを (ずっ)とだきしめて
とわえと (どう)ぞ

ぼじょおのしずくわ なみだとまじるほど
むじょおもひそかな かめんにしみて

だれかのうかれたくつおとにのせて
(そう) あまくロンドからまる
(もう) つみとまぐわうままのみを
みなものつきもわらうだ(ろう)

なぐさめごと (くっ)てゆく ゆめのシナリオ
ああ のぞむあいを (いっ)そひきかえて
とわえと (きっ)と

このあかりのほのぐらさにさく
(そう) しろくいびつなはなよ
(もう) うそのちょおむすびほどけば
せつなのよるもあけるけど

かりそめだと (しっ)てなお むねのロザリオ
ああ のぞむあいも (そっ)とくちはてて
とわなど もお

なぐさめごと (くっ)てゆく さめたシナリオ
ああ のぞむあいを (ずっ)とひそめてた
かめんを は(ごう)


※カッコ内は1音です。

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仮面

作曲 / two_sides

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投稿日:2019/07/14 19:17:05

文字数:898文字

カテゴリ:歌詞

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