ホワイトゴースト
夜が更けて ただ鳴いている
黒猫がじゃれる街中で
徐々に透けて ただ泣いている
幽霊が歩く人知れず
愛してた 事実 側に居た 過去も
記憶から 消し去って 知らなくていい
希死念慮 抱え 居なくなる 夢を
ずっと見て 透けてって
「あたしを忘れて…」
真夜中 雪降る 街に透けていくゴースト
居場所など 何処にある? 何も無いただ誰かが
見つけて 愛して 夢に夢を見るゴースト
星屑に手を伸ばす 孤独な ホワイトゴースト
暁見え ただ浮いている
黒猫も 眠る街並みの
ロータリーで 泉に座り
人間を ただ見つめている
幸せは いつも 失って気付く
私だけ 消え去った 街は今では
存在の 記憶 ここに居た 証
与えてた 幸せも 残って無いのね
願った 来世は 訪れなかったゴースト
居場所すら 記憶すら 何もかも捨て去っても
愛して 愛して 人肌恋しいゴースト
雪の降る この街で 溶けてくホワイトゴースト
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