満たしてほしい
あなたの言葉で
浸してほしい
奥に沁み込むように
ただ一度だけ
ほんの気まぐれで
救われた記憶が
血を流してる
あなたはきっと
覚えてもいないね
私もそうであれたら
止め方も分からずに
気づいたときにはあふれて
私は溺れゆく
その背中 揺らいで見えない
壊してほしい
あなたのその手で
殺してほしい
叶わぬ願いなど
あなたにはさぞ
不思議に見えるでしょう
細い糸を必死に
手繰り寄せてる
憐れな生き物
私はもう
取り返しのつかない
この道はここで途切れている
溺れゆく
この思いを深く沈めて
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