
桜咲く空の下で吹く 暖かな春風
この季節の時の中で 花が散っていった
キミは素敵な出会いの季節だと言ったけど
悲しむくらいなら無くなってしまえばいい
「何もできなくてごめんね」って
呟き手を握るも キミは目を閉じたまま
明日にはきっと……なんていう
願望や希望はただの強がりだから
キミの贈り物は今でも大切にしてるよ
失くすと本当にキミを喪いそうだから
数字は一定の周期で変わり続けていく
キミの鼓動は変わらずに私に響いてる
もしも私の願いが一つだけ叶うなら
キミと桜色の絨毯を歩きたいの
「何もできなくてごめんね」って
花を窓に飾るも キミは目を閉じたまま
いつかこの花弁も落ちて
枯れ果ててしまうのを待つだけなのだろう
沈む夕日に伸びる影はキミを拐かすの
私を置いて逝くなんて そんなの嫌なのに
数字は緩やかに零へと向かい続けていく
キミの鼓動は知らぬ間に静かになっていた
葉桜に移りゆく季節の中
私の声が届かなくなってしまったの
「何もできなくてごめんね」って
立ち竦んでいたって キミは目を閉じたまま
「ありがとう」と伝えることも
もう二度とできなくなってしまったから
どうして……?
本当は別れの季節だと知ったけど
悲しむくらいなら無くなってしまえばいい
キミにはもう逢えないと分かってしまったら
枯れたと思った涙が溢れて止まらない
桜咲く空の下で吹く 暖かな春風
この私の胸の中で 花(キミ)が散っていった
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