夏の夜空に浮かんだ群青
手招きしたって掴めない
きっと誰もが腕伸ばした夜
僕らは願ってでも届かなかった
何回も何万回も気づいてしまう
虚空覗く僕の心の虚しさ
数えきれない後悔を重ね
僕は
どこへ向かえばいい
きっと誰もが何度も夢を見て
その度下見て無難を選んで
いつか描いた夜空のキャンバスは
濁ってしまって見えないや
滲んで見える月の明かりに照らされ
明日を待つんだ
遥か深海に輝く真珠を
子供の頃は見えていた
息ができずに陸に戻されて
目指したものはまだ見えもしないな
光るものが僕らにもあるのだろうか
そんな問いに答えをくれよ
水面乱反射それに満足して
綺麗だ美麗だ言い聞かせようとして
『人生は妥協だ』と誰かが言ったんだ
分かってるなのになぜ悲しいの
夕闇訪れる海辺でさ僕は
明日を待ってる
きっと誰もが通る道のこと
青春という名の甘い罠のこと
茜に染まる教室の真ん中で
僕らは夢をそっと捨ててく
僕ら歌えよこの青い星の下
望んだ世界は確かにないけど
そんな世界も君と一緒だから
捨てられないんだよ分かるでしょ
輝き放ってるのはきっと
僕ら
ずっと握っているから
明日へと進め
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