空色サイダー

A
ただの友達
いつもの言い訳
ほしいものは
素直さ、可愛げ
そっぽ向きつつ
気になってるのに
なんで君は
いつもどおりなの

B
きゅうに
縮まる距離
ふいに
跳ねる鼓動
視線
そらせなくて
君が
はにかみ笑って
その時
空色サイダーがはじけたよ

S
駆けだしてくんだ
空の向こう
無限大
君への気持ち

発熱みたいな
頬の温度
触れられたら
ばれちゃいそう
今
つないだ指先
照れかくし
大好き
こっそり
炭酸水に混ぜちゃおかな！

A
駆けひきなんて
計算できない
できることは
進んでいくだけ
後悔なんて
するつもりはない
だってこんな
季節は一度きり

B
きゅうに
呼びとめたら
ふいに
かかる息
視線
泳いだまま
君の
なんでもないふり
気づいた？
空色サイダーに映ってたの

S
踏みだしたいんだ
この関係
伝えたい
君への気持ち

行ったり来たりで
過ぎる時間
「あとちょっと」が
もどかしくて
ねえ
見つけて
影法師
君とした
秘密の
約束
また明日も会えるかな

C
たった一言
届けにいく
めぐる思いは
ずっとずっと
続いているから

B
胸に
燻ってる
言えない
ごめんねが
ここで
迷子のまま
君を
探しているんだ
あの日の
空色サイダーが待ってるよ

S
抱きしめたいんだ
夏の真ん中
煌めいた
ふたりの軌跡

宝物みたい
放物線の
先にある
放課後の声
今
素直に
可愛く
もう一度
ダイスキ
しっかり
炭酸水に混ぜちゃうから