君と会うだけの日々にサヨナラと
今ならわかる君の息遣い
その言葉を
黒猫に言わせたがる君
消える消える 黒い雨と
君の胸に椿の花が咲いた

雨の降る夜空に
星を見つけたんだ君に伝えたいのに
ねぇ君はどこにいる? 見えないよ
「明日も会えるんだよね」
なんて脆い言葉

今では続かない
一方通行の涙で消えて行く手紙
僕でもわからない わからないんだ
「会いたいよ」僕の言葉は寝言でも何でもないのに

また虚無の中で 生き続ける
嘘の手紙はゴミ箱へと
送ろうとした紙ももうないよ
切手だって もうどこにもないよ
いつかの夢は とうに消えたのに
その消えた夢に手を伸ばす僕は愚か
それでも信じてたよ
いつの間にか雨はとうに上がっていた

君に会えると信じては
行くあてのない僕たちは今
行くあてのないこの気持を
いつしか消えた宛先へ
ねぇ 椿の花よ今だけ
僕の中から消えてなくなって
嘘つきの僕さ

カサリ 音を出して僕の手の中で揺れ
消える消えたの その呼吸も
届かない息
なのに消えた息がまだ残るよ
耳の奥でずっと
響く響く僕の中にまだ響くの

諦める事を忘れた僕の声が
君に届くかな

夢だって亡くなってしまったのにね
消えた夢に今でも手を伸ばすよ

それでも
僕はそばにいる
あっという間に 夜は終わり まだ
サヨナラとは 言えない僕の気持ちのまま
君に会えると信じ
満点の夜空を最後に歩き出す

君はまだこんな僕へと
歩み寄ってくれるのかななんて
僕は思ってしまうんだよ
手紙に書けなかった言葉を
ちゃんと僕は言えるかな
僕の胸の花

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サヨナラの椿

応募作品=周水音贄様

https://piapro.jp/t/ogvL

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投稿日:2019/11/25 19:58:12

文字数:668文字

カテゴリ:歌詞

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