ジャケット

00:00 / 01:46

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

<初音ミク>みずのか。<オリジナル J-POPS風>

作詞   水瀬 翔
ミクEdit VP
作編   TAKUYA

2011/9/21 歌詞追加変更&歌詞公開

街。片隅に濡れる、ガラクタの果てに。
風。塞がれた傷をなくさないよう重ねた。

声。甘く滲んだ灰色の記憶を。
庭。転がる小さな箱、裏側に隠した。

廻る針が。
古い時間を刻んでいく。
落ちる空に。
つぎはぎだらけの虹。

誰かが告げるの。
「うたいかたを忘れたから」
そうして見てるの。
さめることのないゆめを。

汚れた手も、壊れたオルゴールの欠片も。
拾い上げて、沈み。白に消える。



雨。砕けた道化師、硝子の絵画と。
色。零れる吐息を一つ一つ集めた。

時。作り物の月を傍らに置いて。
音。半分の嘘吐きを、指先でなぞった。

差した指が。
満ち足りない扉(ドア)の向こうで。
離す先に。
凸凹だらけの夜。

誰かが告げるの。
「ぜんぶ失ってしまったね」
そうして気付くの。
つじつまあわせのうたに。

触れた肩も、千切れた写真の在処も。
月が満ちて、剥がれ。青に染まる。



積もる煤が。
足元から崩していく。
残った後は。
あとかたもなくとける。

誰かが告げるの。
「もうどこにも届かないね」
そうして捨てるの。
はじまりをおえることばを。

嘯く目も、止まった歯車の温度も。
朝が来たら、眠り。水に浮かぶ。

閲覧数:474

投稿日:2012/03/07 18:24:09

長さ:01:46

ファイルサイズ:1.6MB

カテゴリ:音楽

クリップボードにコピーしました