禁じられたのは 永久に見えた光
嘘も罪もほら 闇へと消えた
与えられたのは 固く閉じた扉
何もせずにただ 護られていた
見せかけの優しさで
甘く満たされたここで
疑いを持てるほど
強くはないから
この小部屋で
朽ち果てる定めだとしても
まだ出られない
弱虫な僕は『箱入り人形』
迫る影に怯えながら
光る何か漠然と探して
見つけ出したのは ひと握りの灯り
照らす先にほら さび付いた鍵
君の温もりも 僕の安らぎも
何もかも嘘と知って
このままで済ますほど
甘くはないから
この籠から
見渡す世界は果てしなく
広がるのに
無気力な僕は石の様にただ
立ち尽くした
あと一歩踏み出すだけなのに
この扉を
破れない僕は『箱入り人形』
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