馳せる吐息 揺れる線香花火
触れ合いそうな距離で煙る
白い君の声 跳ねる僕の心臓
そんな夜を覚えている
あれから君はいくつ恋して
僕のことは忘れたでしょうか
それならもういいんだけれど
もしも今も燻っているのなら
もう一度 僕と恋をしませんか
青い毒リンゴのような恋を
もう一度 僕と花火をしませんか
今度は打上花火をしよう
あの日と同じ砂浜で
もう二度と離しはしないから
恋をしよう これで始まったことだ
それらしいことなんて知らず
たまに行くデート 触れるだけの口づけ
ただそれだけ これで良かった
どうして君は大人になって
恋の仕方も覚えてしまった
このままではいられないねって
そんな風に終わったふたりだから
もう一度 僕と恋をしませんか
知恵の実を食んだような恋を
もう一度 僕と花火をしませんか
今度は愛なんてものをみよう
見真似できっといいんだよ
直に本物になるから
僕は君じゃない
君も僕じゃない
だから大人になれなくて
乞い願ってしまうんだ
だから
もう一度 僕と恋をしませんか
青い毒リンゴのような恋を
もう一度 僕と花火をしませんか
今度は打上花火をしよう
あの日と同じ砂浜で
もう二度と離しはしないから
馳せる吐息 揺れる線香花火
触れ合いそうな距離で煙る
白い君の声 跳ねる僕の心臓
そんな夜を覚えている
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