羽ばたいた鳥は空へ
見上げて腕を伸ばす
終焉りの足音を
息潜めて待つだけ
いつか針は錆び付いて
崩れ朽ちるのならば
神様 ひとつだけ
言わせてください
涙は沁み込んでゆき
後悔と悲嘆に暮れる
瞳を開けるために
再び命が欲しい
芽生えた草花は
前世の記憶もなく
夢現を見てた
揺らいだ鏡の波
(芽生えていく
記憶もなく
夢幻
揺らいだ鏡の波)
幸せな春のように
目覚めの時を想えば
雪が溶けていくようで
もう一度
花は咲き誇るためなら
大地に口吻をして
あの最期の時には
この生命 巡りあう
願い叶えて
(それならば
あの時に
私の手を取り
抱いて)
花が開く前に
朽ち枯れたのなら
神様願わせて
この生命 もう一度
抱き締めさせてと
(咲き誇る花のように
私の手を取り
抱いて)
巡りゆくこの生命
生まれ変わるわ
輪廻華
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