町外れの森にある
とても古い 洋服屋さん
「あなた頑張りすぎだから
ボタンを1つ外してみない?」

お店を営む おばあさんはそう言うと
お客さんの肩を撫でた

窮屈なあなたを見ると
胸が苦しくなるの
寸法の違う人生を
私に直させて下さい

「このお店に可愛い服は無いけど
待ってる」


町外れの森にある
人の来ない 洋服屋さん
「柄だらけの服をやめ
素直なあなた 見せてみませんか?」
若い女性は涙を流しながら
ただ自分の首飾りを強く握り締めていた。

おばあさんはその手を優しく握り
何を言わず
透き通るような白さのワンピースとハンカチを渡した
「次の恋が今度も泣くような恋なら
ここに来て」


このお店で買った服を来て鏡の前で笑うの
次に進めたらもう来ないでね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

町外れの服屋さん

何か全てを見通したようなご老人の人って
絶対に周りに1人居そうですよね。

そんな方を服屋というものに擬態化させて
歌詞を作りました。

閲覧数:237

投稿日:2011/09/28 23:41:30

文字数:334文字

カテゴリ:歌詞

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