『涙がポッチ』
砂場の隅っこで 一人トンネル掘り
出来たと思った途端 誰かに踏まれ
声も上げず 怒れもせず
君は黙ってその場を離れる
何事も無かったように手を洗い
何事も無かったようにブランコする
そんな君を僕は見ていた
そんな君を僕は見ていた
君の目から涙がぽっち
僕の目から涙がぽっち
ぽっち ぽっち ぽっち
休み時間になると 一人お絵描きする
そこに描くのは 窓から見えるドッチボール
音の無い ドッチボール
君はその興奮をまだ知らない
そんなこと気にすること無く色を塗り
そんなこと気にすること無く口笛
そんな君を僕は見ていた
そんな君を僕は見ていた
君の目から涙がぽっち
僕の目から涙がぽっち
ぽっち ぽっち ぽっち
ぽっちぽっち涙がぽっち
誰も知らない涙がぽっち
二人の涙が空で出会い
こんにちはのご挨拶
ぽっちぽっち涙がぽっち
ぽっちぽっち涙がぽっち
ぽっち ぽっち ぽっち ぽっち
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