「涙に滲む部屋」

ふと目が覚めて　暗い部屋の中
隣に感じる空気　少し冷たくて
あなたのいない今を見るのが
怖くて寂しくて目を　閉ざしてしまう　

二つで並んでる枕も　写真立ての中の二人も
時間が止まったまま私といるの

涙に滲むこの部屋で　壊れそうな心は
震える声で　あなたを呼び続けてるの
その手を離さないで　私の傍にいて
叫ぶ想いも　もう　届かなくて　

心の隅で　あなたがふっと
戻ってきてくれること　待ち続けてる
ないと分かっていても
“一人”を認めてしまえば　私　崩れてしまう

二人でいた時の幸せ　失くしてしまったら私には
何もなくなってしまいそうだから

あなたを求め切なくて　枯れるほど泣いても
思い出がまた　涙を連れてやってくるの
お願い　私のこと　もう一度愛して
溢れる涙　そっと　その手で拭いて

抱きしめてくれたことも　キスの優しさも
私を今も包んでくれてるの
「好き」って言ってくれたこと　忘れたくないよ
あなたのこと　ずっと愛してたいよ

涙に滲むこの部屋で　壊れそうな心は
震える声で　あなたを呼び続けてるの
その手を離さないで　私の傍にいて
叫ぶ想いも　もう　届かない

あなた求め切なくて　枯れるほど泣いても
思い出がまた　涙を連れてやってくるの
お願い　私のこと　もう一度愛して
涙を止めて　ねえ　お願いだから…