８月２４日　この日は初めて君と出会った

９月２４日　この日から関係が始まった

１２月２４日　この日は君と泣いた

１月２５日　この日に関係が終わった


これは君と僕の日記（しるし）。













どうして？　　　なんて、終わってしまった関係に尋ねる　

なんでだろうね。　　って返事は聞こえないけれど




ちっぽけな僕らの　　ちっぽけな関係が

終わっただけなのに　僕の目には涙がたまった



　　　　　　　　

この日以来、日記は記されない　　終わりはここなのか?

罪悪感と　憂鬱感と　恐怖のなにかが　混ざり合って。








「怖い」なんて誰に言ったって　　聞こえないのが現実

　　　　　　涙は水で壊されていく　　

「助けて」　そう言った瞬間、誰かが笑ってた　

後ろを振り向くと　君が呆然と見ていて。

包帯を目にまいた少女が　　　僕に向かい言った。




　　　　　　　　「ゲームオーバー」



　　　　　「君の未来は、ここで終了」　













記憶が戻りつつ　　ちっぽけな関係の

相関図が解ってる　　　多分そんな気がしたんです。







この日以来、日記に書かれない　　　未来が気になった

罪悪感と　憂鬱感と　恐怖のなにかが　思い出して。







「嫌だ」なんて誰に言ったって　　無視されるのが現実

　　　　　　笑顔は涙へと進化する



「逃げよう」　　そう思った瞬間、君が泣いていて

助けられなかった　　記憶が蘇ってきて



包帯目にまいた少女が　　　僕に向かって言った。

　　　　　　　「ゲームは終わり」

　　　　　「君の過去もここで終了」









「ねぇ」と声をかけても　　　君は泣いていたっけ

ここはどこだろうな　　　　なんだか、久しぶりだな

過去の記憶がよみがえる　　　そうだ、思い出したよ。



　　　　　「１２月２４日。」

　　　「君はその日に亡くなった」












「笑う」なんて誰に言ったって　　笑えないのが現実

　　　　　　
　　　　涙は水で壊されていく

　

「大好き」　そう言った瞬間、誰かが泣きだして　

後ろを振り向くと　君が切ない顔してさ。

「ありがとう」　精一杯笑って言った。





この日記（しるし）は１１月２５日の切ない日記の１ページです。