電飾を着飾る木々と　嬉しそうに歩く人たち
悴んで赤くなる手を　隠すようにポケットに入れて

これ以外に胸を張れることなんてさ
ひとつもないよ　馬鹿みたいにさ

あなたが好き　あなたが好き　あなたが好き　あなたが好き
この思いは　届かなくても　叶わなくても　消えなかった
突き刺すような冷たい風　この身体は凍えようとも
心までは　この熱は奪えないよ
ほら　あなたが好き

鳴り響く鈴の音色と　駅前の賑わいを背に
逃げるように早足で行く　自分でも呆れてしまう

見たくないよ　誰かを待つあなたなんて
知らなくていい　それなのにさ

あなたがいて　誰かが来て　嬉しそうに　笑っていて
この思いは　届かないよと　叶わないよと　知らしめるの
突き刺すような胸の痛み　分かってるけど　分かってたけど
心までは　この思いは騙せないよ
ねえ　あなたが好き

あなたが好き　あなたが好き　あなたが好き　あなたが好き
この思いは　届かなくても　叶わなくても　消えてくれない
突き刺すような冷たい風　この身体は　凍えそうだよ
この心を　この熱を奪ってよ　ねえ
この痛みを　この思いを奪ってよ
まだ　あなたが好き