「ねえ、リン。…"愛してる"って何だと思う?」

俺は同じソファーに腰掛け眠り被っていたリンに声をかけた。

「?いきなりどうしたの?」

眠り被っていたせいか、リンの声が震えているように聴こえる。
リンはソファーから起き上がり俺のほうを見る。

「いや、リンは俺に"好き"っていつも言ってくれるけど、"好き"と"愛してる"は違うと思うんだ」

「…レン、どうしてそう思うの?」

俺は目の前に置いてあるケーキに目をやる。
リンもそれに従うようにケーキに目を向ける。

「"好き"っていうのはその時だけの甘い時間…」

リンは黙って聞いている。

「でも、"愛してる"っていうのはさ、"永遠"の意味があると思うんだ。それに甘いだけじゃなくて、ほろ苦くて辛(つら)いものだと思うんだ。」

訳が分からない様子で俺を見つめているリン。
俺は静かに微笑んで

「"愛してる"の方が重くていいなって思うんだ」

「どういう…?!」

押し付けた唇をゆっくりと離す。

真っ赤になった君の顔。




こんなこというのは俺らしくないことは分かってる。


だけど、不安なんだ。



いつか君が俺の前から消えてしまうのが。







「だから俺のこと"愛してよ"、リン」




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愛してよ(レンリン)

レンからリンにぶつけた愛理論。

閲覧数:469

投稿日:2010/03/20 22:01:15

文字数:537文字

カテゴリ:その他

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  • 癒那

    癒那

    ご意見・ご感想

    きやーーーーーーーーーーーーーーー!!

    …というわけではじめまして!癒那といいます^^

    パソコンの前でニヤニヤが止まりません!(←キモい)
    ああ…やはり私の顔が赤くなってます///
    やはりレンリンは最高ですね!
    ではありがとうございました!これからも頑張ってくださいね♪

    2010/03/27 20:45:36

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