久しぶりだね
元気だった？
君は相変わらず長い黒い髪が綺麗だな
僕はそう言えないまま
ぎこちなく笑った

耳にかけた髪が落ちて片手でかける仕草
あの頃と変わってないなぁ
君はあの日の事どう思ってるの

はらはらと白い花びらが
僕らの上に降り注ぐよ
言えなかった想いのようだ
はらはらと白い花びらが
僕らの上に降り注いでは
言い出せない次の言葉を待っている

少し、ううん凄く
綺麗になった
君は今じゃ誰もが振り返るような女の子だ
僕はそう言えないまま
君の最近の話を聞いてた

ねぇあなたは今どんなことをしているの？
あの日の夢の続きを聞かせてなんて
突然君はそんなこと言うんだよ

はらはらと白い花びらが
僕らの上に降り注ぐよ
まるで涙みたいだ
ゆっくりと静かに足元に溢れた

掴めなかった君の手が
今はもうこんな近くにある
今なら今ならまだ間に合うかな
君の手をぎゅっと掴んだ

はらはらと白い花びらが
僕らの上に降り注ぐよ
あの日の後悔に上書きをしたいよ
「好きだった、ずっと」
伝えた瞬間時が止まった気がした
はらはらと白い花びらが
降り止むことはなく
いつまでも僕たちを包んでいるよ