「真夜中のショースター」

紳士淑女と野蛮な皆様方
今宵は、俺とそれ以外 それだけの無礼講だぜ

揺らいだんなら一触即発 薄っぺらい相関図
光がある＝闇がある
知らない方がいいこともある

夢を観てた純粋な頃はとうに死体さ あぁ...
下衆な輩が正義でクズが勝ち残る世界だ

それならいっそ もう 泥を顔に塗れ
見ず知らずの怪人よ 俺を殺せ
生活が汚染される「凡人とそれ以外」
朝日を呪えたら一人前

逃げても無駄 近付いたら
死ぬまでずっとレンズに呪われる
一言一句当たり障りの無いように全て遮口事例
いつでも直ぐに 笑顔 握手 サイン 写真 記念
常に 上下 左右 礼儀 作法
時には身売りも必要かい?

あぁ..! また 幾許か 光が垣間見えた
つまりはその分だけ また闇が深くなって行く
抜け出したいけど それには死ぬしかないかな?
過去のあやまちを 揉み消すのでも精一杯!

それならいっそ もう 夢壊してやれ
星にすら 死んじまえと 願ってやれ
白い目を向けられてる
「こうでしょう」「どうせそう」
一滴で全てが濁ってしまう...んだ

子供の頃に観てた世界は
素敵だった...素敵だった!
から憧れたんだ! あぁ...
でも今はこのザマ。もう笑っちまうだろ?
穢れたんだ。穢れたんだ... もう、さ?

それなら いっそもう 全て 何もかも

これから は 光も闇でさえも
素敵な夢でさえも
もう二度と見えぬように この両目 捧げよう
もう観え
ない俺を魅せてやるよ

これなら いいよ もう 最高の気分だよ
万歳 万歳 真夜中のショースター
この闇(ひとみ)を群衆の白い目に焼き付けて
消えゆく意識の中 その耳に
今更届いた 優しい光

「さようなら、大好きなショースター。」

...もう、馬鹿らしいや
あぁ。