【IA】 憧憬ノスタルジア 【オリジナル曲】オフボーカル

彼女が話したその言葉のほんとの意味を
僕はまだ半分も理解出来てはいないんだ
無知な僕と世間知らずの彼女は
今日も世界を探す旅に出る


彼女が枯らしたあの花のほんとの名前も
その形だってもう思い出せはしないんだ
幼かった僕らは相も変わらずに
今日も世界を回すだけの旅に出る


地球儀を触る彼女の指が
いつからか最後は窓の外をさしていたんだ


どんな空想も想像も及ばない世界を見せて
そう言って彼女は微笑う
憧憬でいっぱいの思い出も全部忘れる光景を
創造を2人で見つけ出していく


彼女と話したたくさんのおとぎ話たち
僕らの世界はそれだけが真実だった
未経験の僕と何も知らない彼女は
今日も世界を壊す旅に出る


熱に浮かされたように
僕らは夢の続きを話すんだ
地球儀を抱いた彼女の目から
こぼれ落ちたのは寂しげなノスタルジア


どんな空想も想像も及ばない世界を見せて
そう言って彼女は微笑う
"さあどうしようか"なんて僕は困ったフリをした
旅の始まりはいつもここから

なんてことのない風景も 見たこともない光景も
きっと気に入るから
憧憬でいっぱいの思い出もこれからの未来も
全部全部2人のものだ