リン：マスター、おはよー。　ってあれ？　マスターは？
レン：まだ寝てるけど？
リン：もう十時なのに？　起こさなきゃ。

リン：マスター！　朝だよ。
マスター：あ、リン。　おはよう。
レン：マスター、顔赤いけどどうかした？
マスター：え？　どうもしないけど。
リン：ちょっといい？　うわっすごい熱！
マスター：えぇー、体温計とって。

レン：３８．４・・・。
マスター：寝てるね。
リン：いやいや、病院に行こうよ。
レン：今はやりのＨ１Ｎ１かもしれないし。
マスター：そうだけど・・・。
リン：ご飯は食べれる？
マスター：うん、ていうか食べたい。
レン：熱あるのにねぇ。



マスター：ごちそうさま。
リン：うわぁ、いつもより多く食べた。
レン：体温計壊れてるんじゃぁ？
マスター：じゃあ行かなくていい？
リンレン：それとこれとは話は別。
マスター：えー、行きたくないんだけど。
レン：行きなさい。
リン：倒れられたら迷惑。
レン：てかさぁ、マスター咳してたよね？
リン：一日でかなりの量のティッシュ使ったよね？
マスター：うっ・・・。
リンレン：病院行きなさい。
マスター：はぁい。




リン：で、どうだった
マスター：鼻の奥の方にまで綿棒入れられた。
レン：うわっ痛そう。
マスター：目が痛くなった。
リン：目が？
マスター：うん。　つながっているんじゃないかなぁ。
レン：それで？
マスター：新型だってさ。
リンレン：あ、やっぱり？
マスター：やっぱりって何？
リン：だってねぇ、季節的に。
レン：流行的に。

マスター：それじゃあ寝てるね。
リン：うん、じゃあ蜜柑持ってくる。
レン：何で蜜柑？　風邪じゃないし。
リン：ビタミンＣは肌にいいから。
レン：関係ないでしょ。
マスター：お昼ご飯だけ作ってくれればいいよ。
リン：わかった。


レン：じゃ、うどんでも茹でようか。
リン：お粥じゃない？
レン：え、お粥とか好きじゃないんだけど。
リン：マスターに作るんでしょ。
レン：でも、病人っぽくないよ。
リン：でも一応は病人でしょ。
レン：だって、朝ふつうの食欲だったよ。

リンレン：マスター！　どっちがいい！？

マスター：どっちでもいいよ。


一週間もこんな感じなのかと思うと憂鬱になるマスターでした。