怠惰エレジー

ふたりが甘やかした揺蕩う思い出を
「あなたの血の味を未だ覚えているの
だから欲張って何度も　あなただって何度も」
縛って賭して　それだけで唯唯の？

「どれも正しい私の答え
あんなこんな想いに染められてはいるけど」

あなたの華奢な指はいつか
締めてられてぎゅって殺されて
いたい　いたい　いたい　いたい
いたい　いたい　いたい　の約束だけ

ふたりはずっと祈ってた
どうか何も無いよう　見つからないよう
でも、ってまた跨って笑ってた
それはそれで「わたし」は考えていた
「この人をいや、」　これからを如何しよう
もっと成ってって、訳を知ってって「嫌なの！」

ふたりが甘やかした揺蕩う思い出を
「あなたの血の味を未だ覚えているの
だから欲張って何度も　あなただって何度も」
縛って賭して　それだけで唯唯の？

「何も見えない私の」応え
そんな「そんな話は聞き飽きてるんだけど」

汚い儘で迫るの結論
どうか喜劇で終わりますよう
痛い痛い儘に「居たい」
会いたい云いたい居たいの約束には届かない
でも願ってた
どうかその火が消えて仕舞わないよう
抓って夢だってっ痛(笑)
「てた」だけ残って
ふたり目ずっと其の「侭」
今は何も無いの　見つからないの
もっと変わってって！
それを踏んじゃって駄目なの

僕だって何度も　あなただって何度も
それを探そうとしてそれで見つからなくて
今は僕だけひとりで未だ探しているんだ
嫌ってアレしてコレして

「またね」

「ふたりはずっと願ってた」
どうか想いを乗せて　ストラトキャスター
でも、まぁ無駄だって思ってた
それはそれで
僕はねずっと歌ってた
「そうだ」
「それでいいんだ」
「それでもいいんだ」
なんて言っちゃって
それを知っちゃって「嫌だ」と、

ふたりが甘やかした揺蕩う思い出は
ふたりの我が侭だ　僕は何を選んでも
だけどそんなんじゃ何も変えられはしないの
違って戻して　それだけで唯唯の！