雨のうたう音は、透明なことば。
「なにを待っているの?」
 記憶、消えていく。
 声が落ちて、いま映る。
 水たまりめぐる 指尖で
 キミが見える。

 羽根る、響く、エコー。止めないことば。
「愛と間違うの?」
 もぐる。記憶の層。
 眠りつづけていた。からっぽのゆりかごで。
 うたう。流れ星。
 キミが見えた!

 きれいな花をかかえて、最後の海で踊った。
 ボクにはマボロシ。カタチのない星の環。
 裸足のキミは笑った。
「キセキを見せて?」
 透った。
 溺れる。溺れる。
 また降る空。雨のせいだ。

 哀しみ、風景、海に
 マボロシ、透り、雨に
 瞬く、軌道、星に
 キラキラ、つづく。
「愛――?」
 たゆたうボクはいま、
 意味のない歌をうたう。
 カラダを失くしていた。
 手と手を!
「世界は踊る!」

 きれいなことば叶えて、最後はキミと踊った。
 ボクにも響くよ。カタチのない雨声。
 裸足のままで踊った。
「キセキを見て!」
 空の模様やがて消え、殻になる。
 だけど、解けないまほう。

 ホシ、コエ、
 きらきら、
 惹かれ、光る、まほう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨声ユニバース。 歌詞

アメノセイのオリジナル曲「雨声ユニバース。」の歌詞です。

作詞作曲:ハセガワケイスケ

https://youtu.be/g6VCDC2IxHg

閲覧数:777

投稿日:2019/08/29 14:27:16

文字数:487文字

カテゴリ:歌詞

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