nSweet 白く砕けてゆく波を見ている
きみのとなり
まだ夜が明けるまでに風にあたる
きみとふたり
神の怒り宥めすかし
何かの骨投げてやり過ごす
nSweet きみがいれば
生き残れそうな気がした
罠にかかる音がしている
昨日かけた罠に落ちている
消せない炎から目をはなさずに
地図にないきみのとなり
赤い炎に染まった二人組だから
しかたないねもどれないね
好都合かもしれないね
nSweet
nSweet 石を投げつけて
素手で掴むきみのとなり
落ちていた棒で殴りとどめを刺す
きみとふたり
しぶといのはお互い様
砂浜で消えるたびに描く
nSweet きみなしでは
とうに諦めていた気がした
沖に泳ぐ鰭が見える
獰猛そうな何かがいる
獰猛さなら負けないきみに目が離せない
何処かの島で
漂流したままの不運な二人組だから
やるせないねもどりたいね
それもいいかもしれないね
nSweet
漂流&Sweet
nSweet
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