弦を張れば 冴える静寂
この光景に 名づけるは青
まなざしには 遥かの彼方
視線の先を 揺らす 揺らす

薄花色の 舞い踊る青
緩歌縵舞に ひらりひらり ひらめく
縫いとめられて 射止められたら
早鐘の鼓動 薄花に潜ませ


弓を引くような 静かな時を
澄んだまなざしを まぶたに 描き出す
一文字引いた その唇を
放つ一音を 聞き逃さないように

世界が静止した そんな錯覚に
合わせた視線を 上げて 下げて
つま先が動き出す
正解が提示した こんな心情に
合わない視線を 揺らす 揺らして

薄花色の 舞い踊る青
緩歌縵舞に ひらりひらり ひらめく
縫いとめられて 射止められたら
早鐘の鼓動 薄花に潜ませ


弓を引くような 厳かな時
射るような瞳 向けるは あの彼方
一筋に伸びた その愚直さを
放つ一音を 聞き逃さないように

時間が停止した そんな幻覚に
波間にいるよう おして ひいて
駆け抜ける風の音
実感が啓示した こんな恋情に
波間に溺れて 泳ぎ 泳いで

薄紅色に 染まりゆく頬
詩歌管弦に ふわりふわり ふわつく
縫いとめられて 射止められたら
一輪の花も 散る先を滲ませ


痛いほど打つ胸 その示す答え
ありふれたそれを 奏で 鳴らせ
問いかける心臓に
言いたい言葉を今 放つ一音に
ひとかけらの色 落とし 落として

薄紅色に 染まりゆくほど
詩歌管弦に くるりくるり くるんで
縫いとめられて 射止められたら
ひとひらの想い その芯に隠して

薄花色の 舞い踊る青
緩歌縵舞に ひらりひらり ひらめく
縫いとめられて 射止められたら
早鐘の鼓動 薄花に託して

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つるをはれば さえるせいじゃく
このこおけいに なづけるはあお
まなざしには はるかのかなた
しせんのさきお ゆらす ゆらす

うすはないろの まいおどるあお
かんかまんぶに ひらりひらり ひらめく
ぬいとめられて いとめられたら
はやがねの こどお うすはなにひそませ

ゆみをひくよおな しずかなときを
すんだまなざしを まぶたに えがきだす
いちもんじひいた そのくちびるを
はなついちおんを ききのがさないよおに

せ かいがせいしした そんなさあかくに
あわせたしせんを あげて さげて
つまさきが うごきだす
(せい)かいがていじした こんなしんじょおに
あわないしせんを ゆらす ゆらして

うすはないろの まいおどるあお
かんかまんぶに ひらりひらり ひらめく
ぬいとめられて いとめられたら
はやがねの こどお うすはなにひそませ

ゆみをひくよおな おごそかなとき
いるよおなひとみ むけるは あのかなた
ひとすじにのびた そのぐちょくさを
はなついちおんを ききのがさないよおに

じ かんがていしした そんなげんかくに
なみまにいるよお おして ひいて
かけぬける かぜのおと
じ っかんがけいじした こんなれんじょおに
なみまにおぼれて およぎ およいで

うすべにいろに そまりゆくほお
しいかかん(げん)に ふわりふわり ふわつく
ぬいとめられて いとめられたら
いちりんの はなも ちるさきをにじませ

い たいほどうつむね そのしめすこたえ
ありふれたそれを かなで ならせ
といかける しんぞおに
い たいことばをいま はなついちおんに
ひとかけらのいろ おとし おとして 

うすべにいろに そまりゆくほど
しいかかん(げん)に くるりくるり くるんで
ぬいとめられて いとめられたら
ひとひらの おもい そのしんにかくして

うすはないろの まいおどるあお
かんかまんぶに ひらりひらり ひらめく
ぬいとめられて いとめられたら
はやがねの こどお うすはなにたくして

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

薄花の青を射る

静かな青の激しい衝動

maxzさんの楽曲(http://piapro.jp/t/0BVQ)に歌詞応募します!

薄花色…花を薄めたような青。(水色より青っぽい)
緩歌縵舞…ゆるやかな調子で歌い舞うこと。
詩歌管弦…漢詩や和歌を吟じ、楽器を奏でること。また、広く文学と音楽のこと。

閲覧数:122

投稿日:2018/08/22 02:47:18

文字数:1,588文字

カテゴリ:歌詞

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