【A】
振り返ることもしないで
君は涙をひとつ置いて帰る
止みそうな雨の雫が跳ねて
忘れものを白く照らす

【B】
傷みなんて分からないから
明日もまた君に会えると
夢を見たそんな気がして
無いはずの香りを辿る

【サビ】
愛のカケラが両手から零れ落ちて
あの日見た笑顔が渚に映る
1ミリ先が遠い僕の指先で
もう一度触れたいあの時の君に…

【A2】
ただ街を歩くだけでも
君の面影ばかり浮かんでくる
紫の花に滲んだそれは
記憶の中にもあるから

【B2】
「哀しい」のか「淋しい」なのか
今の僕には訊かないでよ
馬鹿だね、と笑われるかな
小瓶に詰めて海に流そう

【C】
はじまりの手紙なら
もう文字も掠れてる
今日からは僕はひとり
足跡つける

【サビ2】
愛のカケラを両手でかき集めたら
虹色の雫に想い映して
1ミリ先が遠い僕の指先で
もう一度触れたいあの時の君に…